2009年10月28日
天気雨の古商家巡り
城山公民館主催の市民講座「善光寺門前町の今昔と古商家巡り」、今回が最終回になります。集合場所の仁王門に集まりますが、あいにくの雨模様。ですが、歩き始めると日が射し始めて天気雨、傘をさしながらも少し明るい気分になります。
4回目の講座は善光寺の宿坊を回りました。善光寺の宿坊は天台宗の「院」が25、浄土宗の「坊」が14のあわせて39あるそうです。また、25ある「院」のうち5つの院は仁王門より南にあるのですが、それらはかつて一遍上人が開祖の時宗の寺であったそうですが、時の流れの中で現在の天台宗の院となっているそうです。
あいかわらず、講師の地元の郷土史家高木先生は何の資料も見ず、これらの数字や年代をおりまぜた説明を滔々と語ってくれます。
「白蓮坊」「常徳院」「世尊院」と宿坊をまわりました。途中改修工事中の建物がいくつかあったのですが、その一見は建物の中に井戸が残っていて、除いてみると2~3m下に今も水を湛えていました。
善光寺は明治24年に二度の大火があり、ほとんどの宿坊はその際に被災しています。(1回目の講座で詳しくお聞きしました。)
その中で唯一焼けなかった宿坊が今回見せていただいた「常徳院」です。最も古い庫裏の部分は江戸時代のものだそうです。中を見せていただくと、確かに周辺の他の建物とは全く違う造りです。
3階建ての庫裏は3階部分のみ後に増築したものだそうですが、1、2階の階高が非常に低く、大きな梁が手の届くところにかけられていました。
そして今回の講座の締めくくり、宿坊といえば・・・
これ・・・ですね。ごちそうさまでした。
Posted by take4 at 08:30│Comments(0)
│広瀬毅コラム