2010年10月04日
完成見学会終了 ありがとうございました
「小柴見の家」完成見学会が無事終了しました。大勢の方に来ていただきました。ご来場いただいた皆さんありがとうございました。今回の見学会は協賛していただいた長野県住宅協会さんの発案で広瀬が家づくりについて講演するなど新しいこころみがありました。建築家がつくる家は、単に他と違った特殊な答えを求めているのではなく、お施主様の要望や敷地という当たり前の条件を依り深く考えることで、どこにもないその建物だけの答えをつくり上げようとしているのだ、ということを伝えたかったのですが、そのあたりがうまく伝わったでしょうか?
2010年09月10日
小柴見の家、あと少しです (見学会の予告)
リビングの引込み開口部 この外にテラスがつづきます
建設中の小柴見の家、2階の仕上工事が終わり、2階はほぼ完成。残すは1階の仕上工事、器具付け、外構工事となりました。アプローチ周りの納まり打合わせなどしたところで、ちょっとひと休み。こちらの現場では毎日オーナーさんが3時にお茶を出してくれるのですが、昨日はパンの差し入れをいただきました。(ご馳走様でした。いつもありがとうございます。)
小柴見の家の見学会をオーナーさんのご理解をいただいて、10月2(土)3(日)の二日間開催することになりました。小さいけれど、快適で上質な暮らしのための様々な工夫のある家です。詳細は後日ご案内いたします。
二階子供室の窓
2010年07月30日
オープンハウスご来場ありがとうございました
報告が遅くなりましたが、先週末私たちが設計した「上松の家Ⅱ」オープンハウスを開催しました。
暑いなかおよそ70名という大勢の方にご来場いただきました。この場を借りて御礼申し上げます。
また、十分にご案内できなかった方もいらっしゃったと思いますが、申し訳ありませんでした。

蔵を意識した、白く塗りまわされた壁、屋根、と板壁とのコントラスト、キッチンを中心とする回遊動線、内玄関、視線や光、風の入れ方を一つ一つ吟味した開口部、手触り、足触りを大切にした材料、視線の抜けをつくって広く見せる工夫、隠す収納、シンプルなディテールでスッキリ見せる各部の納まり・・・・ひとつひとつはとても説明しきれませんが、2階建ての方はたった30坪の建物ですが、明るく開放的な雰囲気は感じてもらえたのでは、と思っています。

大きな開口は全て引込みで開放できます
シンプルで抜けのある階段&手摺のデザイン
オープンハウス当日は庭やウッドデッキといった外構が全く手付かずなのが心残りでした。これから少しずつ手を入れていこうと思っています。

右側の格子状のものはパネルヒーター、キッチン部のスクリーンとしても機能しています
オープンハウス翌日から、一気に引越しして、やっと少し落ち着きました。
もしオープンハウス当日これなかった方も、見てみたいという方いらっしゃいましたら、お問合せください。
ブログでも少しずつこの家の様子をお伝えしていきたいと思います。

広々としたキッチン。リビングにはできる限りキッチンの雑然とした雰囲気が伝わらないように。
暑いなかおよそ70名という大勢の方にご来場いただきました。この場を借りて御礼申し上げます。
また、十分にご案内できなかった方もいらっしゃったと思いますが、申し訳ありませんでした。
蔵を意識した、白く塗りまわされた壁、屋根、と板壁とのコントラスト、キッチンを中心とする回遊動線、内玄関、視線や光、風の入れ方を一つ一つ吟味した開口部、手触り、足触りを大切にした材料、視線の抜けをつくって広く見せる工夫、隠す収納、シンプルなディテールでスッキリ見せる各部の納まり・・・・ひとつひとつはとても説明しきれませんが、2階建ての方はたった30坪の建物ですが、明るく開放的な雰囲気は感じてもらえたのでは、と思っています。
大きな開口は全て引込みで開放できます
シンプルで抜けのある階段&手摺のデザイン
オープンハウス当日は庭やウッドデッキといった外構が全く手付かずなのが心残りでした。これから少しずつ手を入れていこうと思っています。
右側の格子状のものはパネルヒーター、キッチン部のスクリーンとしても機能しています
オープンハウス翌日から、一気に引越しして、やっと少し落ち着きました。
もしオープンハウス当日これなかった方も、見てみたいという方いらっしゃいましたら、お問合せください。
ブログでも少しずつこの家の様子をお伝えしていきたいと思います。
広々としたキッチン。リビングにはできる限りキッチンの雑然とした雰囲気が伝わらないように。
2010年07月07日
もうすぐ完成「上松の家2」-オープンハウスもあります
昨年末から工事を勧めてきた「上松の家2」がもう少しで竣工です。今急ピッチで仕上げ工事が進んでいます。思わせぶりな写真を(笑)何点かお見せします。

この建物で目指したのは「Ordinary(普通であること)」。予算的には限られていますが、その中で既製の建具や既成のユニットをできる限り使わずに、「普通」の素材を組み合わせて作ること。まぁ現場を見た人から「ちっとも普通じゃないじゃん」という声も聞こえますが、既製品に慣れた眼からは普通に見えないかもしれません・・・。設計者本人はできる限り肩の力を抜いて普通に作ったつもりなのです。

「上松の家2」、ひとつだけこれまで私が設計してきたものと違う、普通じゃないところがあります。それはこの建物が自分の家だということです。この家は私の家族と親世帯の二世帯住宅であります。
自分の家ですので、お施主様に気兼ねすることなく(笑)、オープンハウス(完成見学会)を実施する予定です。7月24日(土)、ボンクラ門前市の日に実施します。詳細が決まり次第、ブログでお伝えします。_(._.)_
この建物で目指したのは「Ordinary(普通であること)」。予算的には限られていますが、その中で既製の建具や既成のユニットをできる限り使わずに、「普通」の素材を組み合わせて作ること。まぁ現場を見た人から「ちっとも普通じゃないじゃん」という声も聞こえますが、既製品に慣れた眼からは普通に見えないかもしれません・・・。設計者本人はできる限り肩の力を抜いて普通に作ったつもりなのです。
「上松の家2」、ひとつだけこれまで私が設計してきたものと違う、普通じゃないところがあります。それはこの建物が自分の家だということです。この家は私の家族と親世帯の二世帯住宅であります。
自分の家ですので、お施主様に気兼ねすることなく(笑)、オープンハウス(完成見学会)を実施する予定です。7月24日(土)、ボンクラ門前市の日に実施します。詳細が決まり次第、ブログでお伝えします。_(._.)_
2010年07月03日
宮沖の家(その3)
宮沖の家を西側道路から見る
水平の軒のラインを強調した1階の下屋部分。2階には単純な切妻屋根を乗せていますが、重たい感じにならないよう、屋根を薄く見せる工夫をしています。西日を避けて開口は少なくしていますが、それらの窓のバランスを慎重に考えて、通りへの柔らかい表情をつくりました。
もともと敷地が道路よりもかなり高かったので、極力高さを押えるようにしています。花壇→下屋→2階切妻と段階的にセットバックさせることで通りに対して圧迫感の無いように配慮しています。道路沿いの花壇の後ろにはスロープがあります。
玄関部分を見る
仕事から帰るご主人を迎え、来客をもてなす玄関部分、アルミやサイディングなどの味気ない新建材で作ることはしたくない。柔らかい風合いの石材や木材を使用し、玄関前には小さな花壇を設え、背の高い玄関ドアを開けると正面に小さな坪庭が迎えてくれます。
2010年06月29日
「宮沖の家」その2
2階の窓は木で作った建具を使用しています。寝室の建具は引込みになっており、障子をつけることで光を柔らかくコントロールし、冷気を遮断します。ガラス戸と障子の間にロールスクリーンが仕込まれ、光を遮断することもできます。
階段下りて右側の扉は玄関へ。正面はシュークロゼットの扉です。家人はシュークロゼットの方から入るようにしています。左側に見える格子状のものはPSヒーター(輻射暖房機)です。2階へは廊下を介さずリビングから直接上がるようにしているため、冬季に階段からの冷気を遮ります。
2010年06月28日
「宮沖の家」竣工しました

玄関の大谷石に差し込む午後の光
私たちの事務所で設計した「宮沖の家」が今月竣工しました。
ムクの板材、木製の建具、石材など自然の材料を多く使い、単純な形ながらも温かい表情をもった建物になりました。
「宮沖の家」の様子を何回かにわたってご紹介します。

二階のバルコニーと木製の開口部
2009年12月29日
上棟
先日の材料検査を行なった物件の上棟の様子です。
上棟式を予定していた日は残念ながら大雪となり、上棟は延期となりましたが
この快晴の日に無事に上棟しました。
クレーンで材料を持ち上げて、次々と大工さんが手際よく作業していく姿は見ていてあきないです。
あっという間にどんどん組みあがっていきます。
これまでは基礎工事で全く建物の気配を感じなかったのが
一気に建ちあがりました。
こごりえ
2009年12月28日
材料検査
先日、材料検査にヤマニ工場へいってきました。
材料検査とは住宅で使用する材料を加工する前に検査をすることをいいます。
全く加工されていない木材の山を見て、木材の含水率、品質などを検査していきます。
写真はプレカットの機械に運ばれて加工されていく木材の様子です。
現在はほとんどの現場でプレカットが採用されています。
材料の加工を工場で、機械によって加工していきます。
こんなに広い工場です。
今回の物件ではピーラーの柱をポーチなどで現しで使用します。
木目の様子を見て、正面にどこ面を使うか、お客様と一緒に決めて行きました。
こごりえ
2009年12月25日
森の中の山荘
家族が森の中で緑に囲まれてゆっくりとくつろげるように考えたとても小さな山荘です。
もともとこの敷地にはお爺さまが建てられた古い別荘が残っています。
だいぶん老朽化して使いにくくなり、使用する頻度も少なくなってきたそうです。
でもせっかく残してくれたものだからこれからも使い続けていく為に建て替えを決意されました。
そんな引き継ぐ思いを大切に、小さいけれども過ごしやすい山荘を設計しています。
こごりえ
2009年12月02日
古い家に暮らす
本日は、木造の古い住宅を改修して快適に暮らしたいというお客様のところへ打合せに行きました。
その住宅は昔、旅館を営んでいたそうで、写真はその時の名残。
とても古い住宅で、建具は木製。ゆがみが出て隙間があいていたり、動かなくなっているものもありました。
今となっては設備も古いし、隙間風が吹いて寒いことと暮らしにくい点が目立っていますが
坪庭があったり、縁側と庭の関係だったり、今の住宅に無い良さが残っています。
しばらく使っていなかったようで、傷みが激しい部分もありますが
人が住むと家もよみがえってきます。
それは建築的な工事だけでなく、風が通り、光が入り、掃除をしたり、生活の匂いがしたり。
これからここで新しい家族が快適に過ごせる空間を作るお手伝いをさせていただきます。
写真は浴室の中にある洗面台。モザイクタイルがおしゃれですね。
2009年12月01日
西尾張部の家

先日竣工した、西尾張部の家の竣工写真が出来上がりました。
写真は夜景の玄関、アプローチ。
格子から透ける光、緑と素材の違う外壁が幾重にも重なり合って奥行きがでて、人を導いてくれるアプローチとなっています。
2009年11月25日
人が住みはじめて
8月に竣工・引渡を完了した西尾張部の家に先日お邪魔してきました。
工事中は家の隅々まで把握して、毎日のように足を運んでいるのでまるで自分の家のような気分になってしまうのですが
工事完了後、お客様へ引渡をするとそこはお客様の家。
ちょっと寂しい気分にもなるのですが、住み始めて家は活き活きとするなといつも感じます。
家具やグリーン、そしてネコちゃん。
どんどん住んでいる人の手が加えられて、また違う魅力が出てきています。
2009年11月02日
I邸竣工しました
建設中だった住宅、無事竣工検査も終わり、引渡しとなりました。
ご両親の世帯と、その娘さん御夫婦の二世帯住宅です。その一部をご覧ください。
最初の写真は親世帯のリビング。全開放できる開口はウッドデッキに続いています。
敷地が幹線道路に接しており、交通量も多いため、閉じた庭にしています。
小さな吹抜けが採光を補い、二階の気配を伝えます。・・・
吹抜け上部・書斎コーナー
2009年10月23日
りんごの収穫
「月日が流れて」記事の続きです。
往生寺の家はちいさなリンゴ畑を隣に持つ、高台に建つ家です。
こう見えても鉄骨造+一部RCの吹き抜けを持つ2階建ての住宅です。
外壁の板張りと木製の建具がリンゴ畑の緑ととてもいい組み合わせを作っているなと思います。
大きな吹き抜けのあるリビングには暖炉もついています。
大開口は木製の建具で出来ています。
その先はウッドデッキに繋がり、そこには小さな畑があります。
ちょっと前まではウサギを2羽飼っていて、そのウサギたちが自由に畑とウッドデッキを動き回っていました。
長野市の市街地からあまり離れていな所ですがここにくると安心できる自然がたっぷりな所となっています。 続きを読む
2009年10月14日
月日が流れて
先日の連休に、往生地の家のりんごの収穫のお手伝いに行ってきました。
往生地の家は広瀬事務所で設計をして2000年に竣工しました。
すみ始めてから約10年の月日が流れています。
写真は現在の床の様子。厚さ30㎜以上の無垢の杉板です。
杉板はやわらかく、触った感触が暖かいのですがとても傷付気やすいです。
そのひとつひとつの傷が思い出だったり、年月を重ねた年輪のように美しかったり。
手入れをしながら子供たちと一緒に家も成長していくものなのかもしれません。
こどもたちものびのびすくすく育っています。 続きを読む
2009年10月01日
暖炉のあるリビングダイニング

暖炉があると家の‘中心’が生まれるような気がします。
そこに火がゆらゆらと燃えている姿は落ち着いた雰囲気を作ってくれます。
私は福岡県出身なので暖炉にあまり親しみがありませんでしたが、長野で設計をさせて頂いていると暖炉をぜひ入れたいというお客様が沢山いらっしゃいます。
そして実際に使用している姿を見ると、そこでお料理をしたり、お父さんが薪をいれる姿を見たり
暖房という目的以外のとっても豊かな時間と空間が生まています。
薪の準備や煙突掃除など手はかかります。
その手をかけている時間を大切に思える方には是非おすすめです。
ていねいに暮らす。ということかなと。
2009年09月30日
住宅紹介 WC

お手洗いもちょっと工夫で素敵な空間になります。
写真は壁際に照明を当てて、壁の質感が際立つように設計しています。
壁は珪藻土です。照明の効果で壁とカウンターのタイル、手洗器の質感が引き立っています。
昼間はカウンター脇の細長い窓から光が入ってきます。
通風と採光を考えた窓です。お手洗いの空気も気持ちいい方がいいですよね。
毎日使う場所だからお手洗いこそ美しく、快適な空間にしたいですね。
2009年09月29日
庭づくりも住宅設計の一部
住宅を設計する場合、お庭も一緒に全体を通して考えることが重要だと思います。
庭づくりと言っても敷地の環境や周りの環境でずいぶんと違いが出てきます。
手入れをするのが苦手なお客様もいらっしゃいます。
その条件をその都度考慮して建物だけではなく敷地全体を設計していきます。 続きを読む
2009年09月28日
広瀬事務所作品集
広瀬事務所では写真のような作品集を作っています。
これまで設計した住宅作品/店舗等をまとめています。
広瀬事務所は設立して10年。これまで様々な設計をさせて頂きました。
住宅も自然素材を使用したもの、モダンなもの、瓦屋根の和風住宅
様々なものがあります。
その中に言葉では表しにくいのですが共通したコンセプトを表現しています。
こちらは無料でお渡しできますのでお気軽にお問い合わせ下さい。
手に取ってじっくりとご覧下さい。
住宅設計のイメージが広がっていくと思います。