2009年10月25日
まつもとウォッチング
路地裏に残されたブランコと蔵
「水の街・蔵の街・大正ロマン松本の街めぐり」(JIA 長野県クラブまちづくり委員会主催)に先週参加してきました。松本の建築家の皆さんに案内していただきました。
デジカメを持っていくのを忘れてしまい、たまたま持っていた使い捨てカメラで松本の街を撮ってきたのですが、ざらついた写真の質感がちょっとレトロな松本の街の雰囲気をかえって伝えるような気がします。
松本の街は結構歩いているのですが、「水の街」とあるように街中のいたるところに湧水の流れがあります。
普通の側溝のようなところも、澄んだ水が滔々と流れています。地下水の水位がとても高いので、建物をつくる際は大変な苦労があるようです。
街中に残された蔵造りの建物
ちょっと洋風なつくりの蔵 長野市のものとは少し雰囲気が違います
ちょっと洋風なつくりの蔵 長野市のものとは少し雰囲気が違います
レトロな建物。元は医院でしたが今は設計事務所になっています。
松本の建築家の方から、大正ロマン風のまち並みを保存してきた活動についてのお話をいろいろおうかがいしました。
地道な活動が松本に独特の雰囲気をもたらしています。
松本へ行くと門前町としての長野と城下町としての松本の街のつくりの違いを感じます。
なまこ壁の美しい蔵
松本の蔵にはこのようななまこ壁が多く見られます。なまこ壁は蔵の足回りを風雨から守るためのものですが、それが独特な意匠となって発達しました。
美しい階段のデザイン
この階段は松本の建築家の方によって新たにデザインされたものです。大正ロマン風の建物を再生する際に、建物の雰囲気に合わせてつくられました。美しいですね。
女鳥羽川の流れ。鴨が休んでいます。
Posted by take4 at 08:30│Comments(0)
│広瀬毅コラム