ローコスト住宅への試み

hirose-aa

2009年09月20日 10:00


試案模型

現在広瀬事務所では新しいプロジェクトに挑んでいます。
模型は4間×4間の総二階のフレームに下屋を一部足したプランです。
2間のグリッドで簡潔で強固な基本骨格を作ります。
お好みによって下屋を足したりと家族構成や敷地形状に合わせたプランに整えていきます。
スタンダードとなるプランをもとにした新しいタイプの建築家によるプレタポルテ住宅です。

ローコスト住宅と言っても様々なものがあります。
ハウスメーカーなどの坪単価○○円、総額○○○万円といった広告をよく目にします。

私たちの目指す住宅はコストとは別の豊かな空間。
それは決してコストだけをかければ実現するものではありません。

コンパクトで小さいけれども豊かな空間。
創意工夫を凝らして挑んで行きたいです。

その時お客様が心配されるのは設計料ではないでしょうか。
設計料は基本的に総工費の%、延べ床面積に対する割合などで決まります。
ローコストで家を建てたいと希望される方に取って設計費が無駄に思えるかもしれません。

しかし設計をする立場としてはローコスト住宅を設計して行く場合、通常よりももっともっと
アイデアを出して工夫を凝らしてと実は予算が潤沢な場合とは別の労力がもっとかかっているともいえます。

そこである程度の骨格、仕様などを標準化して対応する事で設計料も含めて
ローコストで良質の住宅を設計できないかと考えています。

まだまだ始まったばかりのプロジェクトですがこれを通して
もっと気軽に建築家に設計を依頼する環境が出来ればと思っています。

このプロジェクトはまだまだ始まったばかり。
私たちと一緒に考えてみたいと思ってくださる方がいらしたらとっても嬉しいです。
気軽にご連絡下さい。
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